CHINESE GRAMMAR / PASSIVE VOICE
中国語の受け身表現「被字句(被構文)」の使い方:基本語順と重要パターン
中国語の受け身(〜される)を表す「被字句(被構文)」の語順やルールに悩んでいませんか?日本語との違いや基本パターンをまとめました。

「被害」や「不満」のニュアンス
中国語の受け身文は、「〜されて困った」というネガティブな文脈で多く使われます。
基本の語順ルール
「主語 + 被 + 動作をする人 + 動詞 + その他(補語や了)」の順番で組み立てます。
動作主の省略も可能
「被」の直後に動作主を置かず、直接動詞を繋げる省略表現も一般的です。
中国語で「〜される」という受け身を表現したい時、最も一般的に使われるのが 「被字句(被構文)」 です。前置詞(介詞)である「被 (bèi)」を使い、文を組み立てます。
英語や日本語の受け身に比べて、中国語の被字句には「ネガティブな影響(被害・迷惑)を被った」というニュアンスが含まれやすいという特徴があります。この記事では、被字句の基本ルールと、日常会話でよく使われる重要パターンを例文付きで徹底解説します。
- 被字句とは?日本語の受け身との違い
- 被字句の基本語順ルール
- 日常会話でよく使う3つの重要パターン
- 否定文や助動詞を置く位置のルール
- まとめ
被字句とは?日本語の受け身との違い
日本語では「褒められる」「招待される」といったポジティブ・中立な場面でも受け身を使いますが、中国語の「被字句」は古くから 「被害・不快・望まない結果」 を表す文脈で使われてきました。
例えば、「スマホを盗まれた」「雨に降られた」といった場面にぴったりな表現です。近年では、書き言葉を中心に中立的な受け身も増えていますが、基本的にはネガティブなニュアンスがあることを覚えておきましょう。
被字句の基本語順ルール
被字句を作る語順は以下の通りです。動作主をはっきりさせる場合と、省略する場合の2パターンがあります。
[動作を受ける主語] + 被 + (動作を行う人) + [動詞] + [その他の成分]
把字句と同様に、被字句でも動詞を単独で使うことはできません。動作の結果どうなったかを示す「了」や「結果補語」などの「その他の成分」が必ず必要になります。
日常会話でよく使う3つの重要パターン
パターン1:動作主(誰にされたか)を明記する形
誰によってその動作が行われたのかを明確にする最も標準的な文型です。
- 我的手机被妹妹拿走了。 (Wǒ de shǒujī bèi mèimei ná zǒu le.)
「私のスマホは妹に持っていかれました。」 - 那杯水被他喝了。 (Nà bēi shuǐ bèi tā hē le.)
「あの水は彼に飲まれてしまいました。」
パターン2:動作主を省略する形(直接動詞に繋ぐ)
誰にされたか重要ではない場合や、動作主が不明な場合は、「被 + 動詞」と直接繋ぎます。口語では「被」の代わりに「让 (ràng)」や「叫 (jiào)」を使うこともあります。
- 自行车被偷了。 (Zìxíngchē bèi tōu le.)
「自転車が盗まれました。(犯人は不明)」 - 钱包让偷了。 (Qiánbāo ràng tōu le.)
「財布を盗まれました。(口語表現)」
パターン3:中立・客観的な受け身(ニュースや書き言葉)
被害のニュアンスを含まず、単に事実を客観的に記述する受け身です。この場合は「被 + 動作主 + 所 (suǒ) + 動詞」という形が使われることもあります。
- 这个问题被解决了。 (Zhè ge wèntí bèi jiějué le.)
「この問題は解決されました。」 - 这本小说被很多人所爱读。 (Zhè běn xiǎoshuō bèi hěnduō rén suǒ àidú.)
「この小説は多くの人に愛読されています。」
否定文や助動詞を置く位置のルール
被字句を否定(〜されなかった)にしたり、助動詞(〜されたくないなど)を加えたりする場合、否定語(没・不)や助動詞は必ず「被」の前に置きます。
- 正:我没被他骗。 (Wǒ méi bèi tā piàn.) = 私は彼に騙されなかった。
- 误:我被他没骗。 (文法的に誤り)
- 正:我不想被打扰。 (Wǒ bù xiǎng bèi dǎrǎo.) = 私は邪魔されたくない。
まとめ
中国語の「被字句」をマスターするポイントは、「被害・望まない結果」という基本のニュアンスを理解すること、そして否定語や助動詞は「被」の前に置くという語順を守ることです。
「〜されてしまった」と言いたい時は、ぜひ「被」を使ったフレーズを思い出して口に出してみてください!

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